書籍、地図

【遍路開始前】
初めに購入したのはホーボージュン氏の「四国お遍路バックパッキング」(ポケットBR-PAL)でした。理由は薄かったからです。ですが、これは初めに購入した本としては大正解でした。

同氏はアウトドア系のライターなので、装備については極めて合理的でかつ、歩き遍路を実践した上で記述されているので現代的な装備について紹介されており、俄然やる気が出てきました。

この本を参考にまずは登山店に行って、何回か下見をするうちにいよいよ本格的な準備に入ることを決断しました。

【地図】・・購入必須!!
へんろみち保存協力会の歩き遍路用地図は購入必須です。(正式名称は『四国遍路ひとり歩き同行二人』(地図編))

歩き遍路に特化した内容、各札所(寺)間はもちろん、主要ポイント毎の距離が記載されており、歩き遍路ルート上の宿泊所が仔細に記載されています。

ただし、一般の出版物扱いとはなっていないようで取次ぎ会社経由での販売が行われていないことからほとんどの本屋での取り扱いが無いことが難点です。例外的に大手の本屋では取扱があり私は東京駅八重洲口の「八重洲ブックセンター」で購入しました。確実なのは発刊元のへんろみち保存協力会に購入の申込を行い通信販売で購入することになります。(同保存会にはHPもあります。

なお、この地図の留意点として、区分けされた地図毎に縮尺が異なっていることです。見た目が同じ5cmにもかかわらず地図番号によっては縮尺の違いから実際の距離が全く異なっていることもあり、一般の地図・登山地図に慣れた方は混乱すると思います。移動距離を誤ると大変ですから、十分に確認してから計画を立てましょう。


このHPでは、歩き遍路ルートの変更、通行止め、また、遍路宿の移転や廃業(これが結構多いのです)の情報もこまめの更新されているので出発前に必ず確認することを強くおすすめします。

なお、地図編以外に「解説編」があり、こちらは遍路の作法、各札所の開設、歩き遍路実践に際してのコツなどが細かく記載されています。ただし、同書店では売っていなかったため、しばらくは「解説編」の存在を知りませんでした。皆さんはぜひ、二冊とも購入の上で準備を進められるとよろしいかと思います。