靴下・ソックス

これも試行錯誤の連続でした。

マメの発生原因は発汗した足の指同士が擦れることが原因であるため五本指のソックスがいいという説があり、当初はそればかり履いていました。確かにマメの発生頻度は少ないようにも思われましたが、欠点があります。生地が薄いものが多くすぐに指先の先端部に穴が開くこと、及び、履きにくさから、休憩する際にソックスまで脱ぐことをついためらってしまうことです。

特に後者は無視できないデメリットで、大休止中に疲れているところへ持って面倒な靴下の脱着はついサボりがちになります。五本指のソックスの上に厚手の登山用靴下を履くとよいとの節もありますが、私は休憩時に素足で足を冷やすことが重要と考えますので、面倒さを考えるととても実践できませんでした。

結局、高知県までは五本指のソックス中心。中盤の高知から愛媛までは登山用のソックス、後半は(登山を始めたこともあって)左右の編みこみが異なるやや高額のトレッキング用のソックスを使用しました。二種類ほど愛用しましたが、いずれも足の形状を考慮した立体縫製を謳ってはいるものの、まあ気分の問題でしょう。

(総括)
五本指用でも、厚手の登山用ソックスでも問題ありません。マメ対策は別途事前にテーピングする、頻繁にソックスを脱いで休憩等の工夫で対処可能ですが、自身の経験では完全に予防することは出来ないとの結論です