化繊の登山用のものを使用しました。一番下はブリーフ・シャツともに速乾性が謳われているものを着用し、秋・冬で寒い場合は下半身はひざ上までの防寒性のあるもの、下はさらにもう一枚シャツを重ね着しました(いわゆるレイヤリング)。
具体的には以下を使用しています。
【ブリーフ】
モンベル・ジオライン ショーツ(通年)
モンベル・ジオライン ニーロングタイツ(冬期)
ファイントラック・フラッドラッシュスキンメッシュ ボクサーショーツ(後半:愛媛県以降)
【アンダーシャツ】
パタゴニア・Capilene1(通年)
パタゴニア・Capilene2(秋・冬季)
パタゴニア・Capilene3(秋・冬季)
モンベル・ジオラインM.W. (秋・冬季)
モンベル・ジオラインEXP (秋・冬季)
ファイントラック・フラッドラッシュスキンメッシュ Tシャツ(後半:愛媛県以降)
シャツは簡単に言うと、モンベルはM.W.→EXPと生地が厚く暖かくなります。同様にパタゴニアはCapilene2⇒3と生地が厚く暖かくなります。
ファイントラックのフラッドスキンメッシュは特殊なプラスチックのような水分を吸収しない生地で出来た、アンダーウエアの下に(肌に密着させて)着て、汗をその上のアンダーウエアに移動させべたつきを防止する特殊なシャツです。
6年間の途中で登山を始めたことから登山専門誌を読むようになり、このシャツが鳴り物入りで発売されたため上下とも購入し、以降、基本的に着用するようになりました。
組み合わせは、
下は
ショーツ一枚(夏)、またはニーロングタイツ(冬期)。愛媛県以降の後半はこの下にさらにファイントラック・フラッドラッシュスキンメッシュ ボクサーショーツを着用。(二枚重ね着)
上は
パタゴニア・Capilene1のみ(夏)、これに加えてCapilene2、または3の二枚重ね着。愛媛県以降の後半はファイントラック・フラッドラッシュスキンメッシュ Tシャツを直接着た上でこれらを着用するので三枚重ねになります。
パタゴニアとモンベルで似たようなものがあるのは単に複数のものを試してみたかっただけで特に意味はありません。
また、パタゴニア・Capilene1は触るとサラサラしている超速乾性の生地です。三枚購入していわゆるベースレイヤーの基本として季節を問わず6年間使いました。単なるシャツとしては高価なものですが現在ではユニクロ等でも同様の機能のものが安く発売されています。着心地は変わらないのでこれらでも代用可能だと思います。
ポイントはいずれも速乾性の素材のものばかりで綿製品は一つもありません。歩き遍路で大量に発汗するため速乾性を重視すると必然的に化繊製品が中心となります。宿での洗濯時においても乾燥機なしで乾燥するのもメリットです。
デメリットとしては長期間の着用では、いわゆる「あせも」の症状が出たことです。詳しくは別項で記述しますが、人によっては素材を考慮したほうがいいかもしれません。
身につけているもの以外は予備に二日分のセットをソックスと共にリュックに入れて置きましたが、洗濯で何とかなりました。実際には予備は一日分のみで十分だったと思います。
【総括】
基本的に速乾性の高い肌着を使用して、予備は一日分のみでいいでしょう。秋・冬の重ね着(レイヤリング)は悩むところですが、上着をどうするかと合わせて考えて準備するといいでしょう。