毎回東京から前回終了した地点まで交通機関を利用して移動していましたが、中盤に差し掛かると四国の太平洋側になっていくため、当然に移動距離が長く、往復の時間が無駄になります。
何回か2泊でも区切り打ちしていますが、この場合実質的な遍路は中一日のみで効率が悪く、かつ、戻りの駅を選ぶのに苦労することになります。
交通機関は当初は新幹線新神戸駅から高速バスを利用して徳島県に入るルートを取っていました。これは四国の北東部が目的にもかかわらず岡山から瀬戸大橋経由で香川県入りすることに抵抗があったためです。
しかし、予約したバスに乗り遅れたことがあり、その場合のリカバリが難しい(急には次のバスに乗れない)ことがわかってから、以降はほぼ電車のみで移動しています。
東京駅からの新幹線は始発を利用すること多かったのですが、当時は東京駅から歩きで20分ほどのところに住んでおり、東京駅までの交通機関を考慮しなくてもよかったため可能でした。東京にお住まいの方でも新幹線の始発は少々厳しいかと思います。
区切り遍路は文字通りどこかで「区切り」をつけて自宅へ帰らなくてはなりません。その地点から次回はリスタートするため、交通の便のいいところを毎回終了ポイントにする必要があります。
バス停の利用もあり得ますが、実際には本数が極端に少なく、運行時間を事前に調べるのが困難等の理由からあきらめ、全てスタート地点·終了地点は電車の駅ということになっています。
毎回のルート上、都合のいい場所に駅があるというわけにもいきませんので、歩く区間によっては少々の無理が出てしまいますが、無理は禁物です。焦って結願する必要もないのですから、そのような場合は心に余裕をもって手前でもう一泊するなど負担のかからないルート決定をしましよう。