※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。
2009年9月19日(土)
前回は靴のトラブルで無念のリタイア。今回は連休(シルバーウィーク)を利用したリベンジである。靴もスパッツも買い換えた。さて今回はどうなるか。
7:13
東京駅発のぞみで岡山駅へ。
今回からは高知エリアに入るため、新神戸駅ではなく岡山駅が基点となる。区切り打ちは進めば進むほど、リスタート地点が遠くなるのだ。
10:39
岡山駅で特急南風に乗り換えようと思ったが、窓口は連休初日のためか大混雑。ディスプレイには特急南風の指定席は売り切れとある。
乗り換えの乗車券購入はあきらめてホームに向かい駅員に聞くと、自由席はほぼ満員で一号車なら空きがあるかも。とのこと。車両に向かうと二号車はピカチュウ仕様である。なるほど。
11:05
特急南風7号内の自由席はほぼ満員。
何とか座席を確保できた。みどりの窓口で乗車券を買っていたら座れなかっただろう。乗車直前に駅弁としてままかり寿司を購入。
13:28
土佐山田駅に到着。
地元と思われる人以外で自分以外に降りたのは電車マニアと思われる若い男性。りっぱな一眼レフカメラに三脚を付け、駅前や線路をさかんに撮影している。

13:50
土佐山田駅を出発。
やたらと暑い。日焼け止めクリームを塗るのを忘れていたことに気が付いた。
14:17
線路沿いをてくてく歩く。
この道は全くと言っていいほど歩道エリアが無く、歩くには全く適さない。本当はこのあたりで右に折れる遍路道があるのだが、見事に見落とした。
向こうから男性の歩き遍路が向かってくる。リュックに銀マットが見えるので野宿派なのだろう。
すれ違えないので立ち止まると大日寺はどこかと尋ねられる。逆打ちで、国分寺からの道すがら「土佐山田駅まで行ってから、地元の人に道を聞け」と言われたとのこと。明らかに遠回りだが、今から遍路道に戻ってもたいした違いはないため、自分の地図を見せ、駅前からの順路をかんたんに教える。
逆打ち氏は「あのオヤジ、間違った道教えたなあ。」と言い残して去っていく。

15:00
楽しみにしていた「遍路石まんじゅう」に到着。想像とは全く違ったりっぱな店構えで驚く。しかし、人の気配が無い。

よく見ると「売り切れました」の看板が。この時間で売り切れとは。。。
ここで「立江もち」売り切れのリベンジを果たそうと思っていたのだが。。

15:16
国分橋を渡り川沿いを歩く。キレイな川だ。


15:23
第二十九番国分寺着。
ここは山門から本堂まで距離があり、いい雰囲気だ。


境内には「酒絶地蔵尊」がある。
酒を止める予定は無いが二日酔い時の戒めにと思い。何枚か写真を撮る。
15:54発。

16:12
道に迷う。
遍路地図では国道を渡ることになっているが横断歩道が無い。クルマの通行が少ないこともあって、やむなく、信号の無い場所で国道を渡り、岡豊小学校を目安に道を探していると地元の男性から、「川沿いを行ったほうが分かりやすい」と声を掛けられる。程なく道しるべが見つかりほっとする。

16:57
蒲原ヘンロ小屋着。
この上にある工場の方がボランティアで建てたようだ。感謝。

17:20
レインボー北星着。
受付で夕食と朝食のメニューを選択するように説明を受け、鍵を貰って宿泊場所まで案内される。

実際の部屋は少し離れたアパートのような別館である。その際、相部屋であることを告げられ、少々驚く。予約の際には聞いていなかったが。。。
同宿者は既に到着しており、風呂場からシャワーの音がする。風呂場の横にある洗濯機を使おうか迷うが挨拶が先かと思い、躊躇する。
しばらくすると先方が風呂から出てきて驚いている。どうやら相部屋であることをやはり聞いていなかったらしい。
非常に腰の低い若い男性で、会社を辞めた機会に東京から通しで回っているとのこと。
足のあらゆる箇所にマメが出来ていること。シルバーウィークにおかげで、ここ数日の予約に困っていること。のんびり歩くことを決めているので、明日は高知市内を観光するので、歩く区間が途切れないように、翌々日の再開のためJRの駅まで歩いて戻ってきたことなどを話す。通しの人にとって連休はいい迷惑だろうと同情する。

夕食は太刀魚を焼き魚でお願いしておいたが、味はまあまあだった。
刺身のほうがよかったかな。でも、食事は全く気にしないので、あまりたいしたことではない。

玄関の入り口に鳥かごがあり、女将は小鳥が巣から出てきたと喜んでいた。これで三代目の子だそうな。

歩いた距離:12.3km