※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。
2012年11月25日(月)
6:45
路面はまだ濡れているが雨は止んでいる。
天気予報によれば好転するようなので、最終日こそ雨に降られずに行きたいものだ。

7:03
第六十三番吉祥寺着。
ここも前日の宝寿寺と同様に国道沿いの境内の狭いお寺である。

ここには成就石という穴の開いた石が垂直に設置されており、目をつぶって金剛杖を前に差し出したままこの穴を通過すれば成就するというもの。

挑戦してみたものの、怖くなり石の直前で目を開けてしまった。
そのまま歩いていれば杖が穴に通過していたかもしれない。惜しい。
ここを発つころには日が差してきた。今日は雨とは無縁でいられるようだ。

8:16
石鎚神社着。
当初はここに立ち寄る予定は無かったのだが、昨日、予定より一つ多くお寺を参拝したので時間に余裕があり、参拝することにする。

さすがは霊山の本社だけあって境内は広大で厳か。

紅葉も美しく、時間も早いせいなのか参拝客も少なく、穏やかな時間を過ごすことが出来た。


8:42
第六十四番前神寺着。
山門は広い自動車用駐車場の端にちょこんと存在しており、これでは歩き遍路以外は無視してしまうだろう。

本堂は堂々たる作りであり、さほどの標高でも無いはずだが山が迫っていることもあって、山中深い寺のような雰囲気をかもし出している。
お寺の参拝は今回はここで打ち止め。後は新居浜駅までひたすら歩くのみ。

9:52
バス停の脇に「うちぬき」なる湧き水があった。
この近辺では地下水が自噴する箇所は1,000箇所以上あり名水で有名なのだそうな。

10:02
自転車にのった老人に声を掛けられる。
てっきりお接待かと思いきや、その逆で金を無心された。いわく、足を骨折してから仕事が無い(その箇所を見せられた)、今も、何も食べるものがない、こんな状況なのでこれから前神寺に行きお参りをするつもり、等々。
毎日このようなことをしているような気もしたが、1,000円を渡した。まあ、これもお接待のうちかもしれない。

11:58
時間もちょうどいいのでここで昼食。

ここのラーメンは美味であった。

14:55
新居浜駅着。
駅舎はとても新しいのだが、駅前はタクシーのローターリー以外に目立ったものが無く、非常にさびしいものがある。地方は車社会なのでメインストリーが国道に移行してしまっているのだろう。


20:53
東京駅着。行きと同様に込んでいたらしく、新幹線は遅れがちだった。
歩いた距離:21km