※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。
2009年1月12日(月)
6:00
起床。
外を確認すると車道は溶けているが歩道は完全に雪が積もっている状態。
これでは雨具が必要だろう。7:25ポンチョを着て出発。

8:10
道の駅神山。
缶コーヒーを購入し、小休憩。訪れる人は道の駅に食材を配達する業者ばかりで、人の気配はない。

8:50
鬼籠野(オロノ)の交差点。
ここまでの国道ではちゃんとした歩道を歩いていたが、ここから左折し県道21号となる。道自体が非常に狭く、歩道もないため極力白線の外側を歩くようにするが雪のためどこまでが道なのかわからない場所がありやや不安。
トラックが通過する際に対向車とすれ違いが出来ないほど狭い箇所も多数ある。歩いていくと、雪に同じ宿を先に出発した人のものと思われる足跡が点々とあり少し安心する。
この近辺から空が晴れてきたため、ポンチョを脱ぐ。

10:00
突然天候が悪化、猛吹雪になる。
雪は鮎喰川からも突き上げるように舞い、突風がすごい。リュックからポンチョを取り出すためには菅笠を外す必要があるが、必死に足で踏んで押さえないと飛ばされそうになる。
ポンチョも風で煽られ簡単に着ることが出来ない。ここは歩道も狭く、少々すれ違う車が怖い。

10:55
小さな休憩所を発見。
見た目にも真新しく、民家の前のスペースにポツンとあった。しかし、横殴りの雪のためびちょ濡れで、座ることもリュックを置くことも出来ない。
雪避けにも全くならなかったが小屋の外でしばし休憩。

11:43
第十三番大日寺到着。
この辺から雲は去り、青空が広がる。もうポンチョはしまって大丈夫だろう。
しかし、風がものすごい。

12:25
橋を渡り鮎喰川を北上する形で越える。
川の上のため遮るものがなく、強烈な風に煽られる。
菅笠が飛ばされそうで、あご紐が喉に食い込む。あごと喉を二重に締めるように紐を改造しておいてよかった。

12:40
第十四番常楽寺着。
鮎喰川からここまでは短いのだが再び旧道を歩くことになり、気分がほっとする。
ここは自然の岩の上に出来た寺であることは有名だが、もうひとつ有名なアララギの木の上にある小さな像「アララギ大師」を確認するのを忘れた。

13:17
第十五番国分寺着。
非常に空腹を感じ、昼食を取りたいのだが、帰りの時間との関係で十六番までお参りするか、食事を取るかで葛藤する。
しかし、ここを出発しても食事を取れるようなところは見当たらない。大日寺の近所で食べればよかったと後悔する。
この後国道192号線に平行する遍路道を直進して十六番を目指すのだが、時折、立ち止まらなくてはならないほどの猛烈な突風が吹く。
あたりは田畑と点在する民家があり、風のためビニールハウスが「ゴー」と唸りを上げる。歩きながら左の国道沿いを見ながら食事の出来る所を探すが無いようだ。

14:05
第十六番観音寺着。
今回はこの札所が最後である。駅までは近いことが分かってはいるが、帰りの電車が気になってきた。
あせらないと決めてはいたものの、今日の行程では駅までのルート上に全ての札所があり、結局無理をしたような気もする。

14:43
府中駅着。
途中のコンビニで缶コーヒーとチーズバーガーを購入し、駅前で遅い昼食を食べる。
やっぱり観音寺には寄らずに駅の近所でうどんでも食べればよかったと反省する。

15:18
徳島駅着。
高速バスに乗る前に駅前のタリーズでコーヒーを購入。これが帰りのバスでの楽しみなのだ。
バスは二号車なので16:00定時にやや遅れてバス出発。バス内で気が付いたが、かかとと向こう脛が痛い。今日の行程は全て舗装道路だったためだろうか。
17:53
新神戸着。
新幹線は18:22発なので、電車、高速バス、新幹線の乗り継ぎの時間調整が少々もったいない気がする。
まあ、時間を急ぐものでもないからよしとしよう。つい「効率よく」と考えてしまうのはよくない。
21:13
東京駅着。
家に着いてから洗濯をした。ああ疲れた。。
歩いた距離:20.1km