※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。
2009年1月11日(日)
5:30
起床。
外は真っ暗なので天候はよく分からない。
6:00の朝食後も外は伺いしれないので、日の出を待ってみる。
6:56
明るくなった。
曇り空ではあるがあまり気になる天候でもないので、宿にお願いしていたおにぎりを受け取り、出発。
途中、山門手前の駐車場脇の自動販売機でお茶を購入。

7:05
藤井寺着。
大師堂に一礼し、いよいよ登山道へ。
本堂脇にあることは写真等で事前に見てはいたが、入り口は思った以上に狭く、細い道にみえる。
途中奥の院や、ミニ八十八箇所を模した小さなお堂がある。

小さなお堂が藤井寺奥ノ院。

7:25
端山休憩所到着。
ここが個人のHPやblogの写真でよく見る場所か。晴れ間が覗いているため下界がはっきり見える。しかし、天候はここを最後に悪化し始める。
カサカサと音のするのは雪が頭上の木々に当たっている音だ。

8:12
長戸庵到着。
ベンチもあったが、雪が積もっており座ることはできなかった。
お参りをするのみで休憩することなくすぐに出発。

9:11
柳水庵到着。
水が引かれており、凍ってはいなかったため一口飲んでみた。
たしかにおいしいが、この寒さで汗もあまりかいていなかったため、がぶ飲みはしない。
ここには小屋もあり、泊まれるようだがこの時はとてもそのように思えなかった。以前は管理人がいたようである。

10:11
一本杉(浄蓮庵)到着。
見事な杉の木がある。これだけの杉なのでその前の大師像がかすむほどだ。
ここは杉の木と銅像のみかと想像していたが、実際には庵もある。

10:46
左右内地区に到着。
人家のある集落であることは事前に知っており、クルマが通る太い道路も通っている。
人様の庭先を縫うような道を少し歩き、すぐ山道に戻る。
この近辺から本格的に雪が降り出して木の葉に当たりずっとガサガサ音がする。実はこの後が最後の難関で、一挙にジグザグに登る道が延々と続く(ように思えた)。
持久力は自身があったが、筋力がついていかない。
途中から10歩進んで1分休むようなサイクルで登る。情けない。

山道は完全に雪で真っ白に。

12:06
第十二番焼山寺着。
到着時は文字通りフラフラだった。結局5時間で到着したことになる。
朝、同じ宿から出発した人たちもほぼ同じ時間で到着して来る。「さすがに8時間はかかりませんでしたねえ。」と笑い合う。
ここまでの全般的な感想だが、距離は長いが木の根が張り出したような山道はほとんどなく、整備されている登山道であったという印象である。
本やHP等での記述はやや大げさにも思えたが、真冬で汗をかかなかったため、楽に登れたのかもしれない。

ベンチで凍ったおにぎりを食べる。この時は売店横に温かい休憩所があるのを知らなかった。
13:27に出発。

14:00
杖杉庵到着。
山の中腹の登山道のような場所にあるのかと思っていたが車道の脇にあり、駐車場完備。トイレもある。
ここから車道をそれて山道に入る。この後、車道を縫うように山道が続き、その後は県道43号線を歩く。
天候はこの後も雪が降っては止むの繰り返しであるが雨具は必要ない状態。

14:37
鍋岩地区通過。
「おへんろ駅」なる巨大な駐車場を持つ休憩所があり、暖かいものでも食べられるかと思っていたが、クルマも0で人っ子一人いない。
この鍋岩地区は焼山寺からだいぶ下った場所にあるのだが、何のためにこんな巨大な駐車場があるのだろう。しかも有料である。
この後は県道をひたすら歩き寄井地区を目指す。冬季なのでクルマは少ないが、それでも狭い場所で追い抜かされるのにはやや恐怖を感じる。

16:04
桜屋旅館着。
早く着きそうだったので国道438号沿いのコンビニで飲み物を購入したついでに休憩していた。

非常にキレイな旅館で畳やエアコン等の内装も新品同様である。八畳の部屋に一人で占有するのは申し訳ない気がする。
本日の宿泊客は全員昨日の宿泊メンバーであった。夕食は釜飯とうどんすきの豪華なもの。旨い。
就寝直前に外を確認すると街灯に照らされて降る雪が見える。明日も雪か。大丈夫だろうか。

21:30就寝
歩いた距離:21km