第十三回 三日目

 


※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。


2013年6月10日(月)

6:34
握り飯を頂戴して、岡田屋を出発。


6:49
順調だったが、あれだけおやじさんに説明を受けたにもかかわらず、高速道路の手前で道を間違える。すぐに気がついてよかった。


6:53
高速道路を見て、しばらくすると本格的な山道だ。



6:55
山道はいずれも急なものはなく、非常に登りやすい。
丁石の数字が減っていくのを励みに登っていく。


8:02
車道に出た。
ここからはずっと車道のアスファルトを歩いて行く。
事前に知ってはいたが、ずいぶん早く車道に出ることが意外に思えた。と、いうことはあとはあまり風情の無い未道を歩くことになる。


8:41
第六十六番雲辺寺着。
残念ながらりっぱな山門はロープウェイ経由での参拝客向けにあるようで、歩き遍路は山門を越えた途中から入る形になる。
雨は止んでいるので一安心だが、雲に切れ目は無い。遍路中の遍路ころがし、すなわち焼山寺、鶴林寺、太龍寺、横峰寺、雲辺寺のいずれも雪か雨のため下界の風景を全く拝めなかったことになる。まあ、山の天気と思ってあきらめるしかない。

 


8:56
本堂の線香立はまっさらであった。
ひょっとすると本日の一番目かもしれない。


9:08
ここは本堂や山門も含め、建物はいずれも真新しく山の上の寺には思えない。



9:22
出発したが一瞬どこに向かえばいいのか分からなくなる。


往きは山門の先を途中から入る形になるので、これをそのまま直進して五百羅漢を見ながら山を下るのが正しい。


9:27
並んでいた五百羅漢像が途切れてしばらくすると脇の山道へ。


10:29
ひたすら下る。


とにかく延々と下りが続き、この「まだ途中」の札をみてがっくり来た。


11:23
やっと人家が見えてきた。


待望の自動販売機発見。一息つくことにする。


12:46
第六十七番大興寺着。


ここで、宿に貰ったにぎりめしを食べる。
歩き遍路の場合この寺は裏口に到着するのだが、一方で「裏口から入らないで。」と看板がとあるので少々悩むことになる。結局はショートカットして入ってしまった。
門構えが立派な寺なので遠回りでも山門から入ればよかったと後悔する。


13:15
大興寺発。
ここでも山門をどこに向かえばいいのかわからなくなり、うろうろしていると山門前で座禅を組んで瞑想している男性に方向を教えていただいた。
瞑想中だったのに申し訳ない。


13:32
観音寺市内に入る。



14:12
岡田屋のお父さんが言っていたうどん屋を見つけたので早速入ってみる。


いよいよ香川県での初のうどん。


15:14
大平正芳記念館通過。
ここ、普通の家のように見えるが生家か何かだろうか。


15:28
財田川を通過。
次の寺も近いはずなので今日中に六十八番、六十九番を参拝出来そうだ。


15:30
琴弾八幡宮を横目で見て札所へ。


15:36
第六十八番神恵院、第六十九番観音寺着。


同じ敷地内に二つの寺がある。納経所も一気に二箇所分をお願いする。というか、「納経は二箇所分をお願いします。」と張り紙がしてある。
ひょっとして住職も何もかもすべて兼務(?)なのだろうか。



16:16
山門へ戻らずに観音寺脇の階段を上る。
有名な銭型砂絵を見るのである。


16:24
銭型砂絵。
たいそうなものだが、展望台の出来がイマイチで、もっと高い建物を作ってみやげ物屋等を充実すればいいのに。と感じた。
とはいえ、長く観賞し続けるようなものではないだろうが。


16:29
琴弾八幡宮に参拝。
銭型砂絵から程近いショートカットルートで一番高い本殿に直接お参りした。正式な参拝ではないのは分かっていたが、本日の宿がこの近所なので、わざわざ鳥居から出入りして迂回するのがためらわれた。


16:44
本日の宿・琴弾荘へ到着。
立派な旅館でお値段もそれなり。海が一望出来る部屋で、結婚式もできるようだ。


食事は立派なもので海辺の立派な観光地クオリティである。
ただ、事前の下調べをミスってコインランドリィが無いのは失敗であった。

 

 

 


歩いた距離:21.7km