※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。
2010年7月13日(火)
7:41
雨の中を出発。
次の寺まで50km、気楽にいこう。

8:09
雨がやまない。早くも休憩所で休む。看板を読むとトンボを保護しているとのこと。

8:29
松尾地区から市街地に入る。風情のある遍路道を歩く。

9:38
途中で道を間違える。
クルマの轍のある道を行く途中でそこから外れるのがへんろ道なのだが、草が生い茂っており全く気が付かず、全く無関係な太い道に出てしまった。
こういう場合は間違ったことを認めたくない心理が働いて、戻ることに躊躇し何回も例の案内板を探してしまう。

10:07
イノシシに出会う。まだ子供だと思うが、草むらに隠れてしばらく息を潜めてこちらを伺っている。写真と撮ろうと近づいたらやっと逃げた。
残念ながらこの写真には写っていないようだ。このどこかに居るはずなのだけれど。

10:19
雨はなかなか止まないがポンチョは不要な程度になってきた。
ここから県道を外れて中浜地域を通る。

ジョン万次郎の生誕の地のようで、防波堤に半生を綴った案内板がある。

11:30
山道を通る。湿気と覆いかぶさる草木でジャングルのようだ。

ところどころ、道路が泥のようになっており大きな動物の足跡がある。
イノシシだろう。

12:30
土佐清水市が近い。
マメがつぶれてもう足が痛くてたまらない。バス停で休憩する。
目の前には小さな島があり、大きな鳥がギャーギャー鳴いている。

12:48
土佐清水さかなセンターでうどんで昼食を取る。
冷房が強烈に効いていて、一気に汗が引く。看板によれば、ここはかつおのタタキ発祥の地だそうな。にもかかわらずうどんを注文してしまった。


13:48
以布利バイパスを直進し、トンネルを抜ける。これで前日通過した場所に戻ってきたことになる。ここからはしばらく「逆うち」になる

14:07
以布利港との分岐点で外人の男性と出会う。
でかいリュックに首には一眼レフカメラ。聞けばハンガリー人で、日本に観光に来たところお遍路のことを知り、すべての予定をキャンセルし友人に金を借り通しで回っていると言う。
職業はフェンシングの先生で、かの地では盛んなスポーツとのこと。しばらく彼と話しながら歩く。
数年前、日本のフェンシング代表、太田選手がメダルを取った話をすると、「もちろん知っている。彼は有名な日本人だ」とのことで少々盛り上がる。

16:50
今日の宿泊地である安宿(あんしゅく)に到着。例のハンガリー人は金欠で善根宿を探していたが、運悪く締め切りになっていたので、この安宿まで一緒についてきた。
彼曰く「だってどうしようもないだろう。」
宿の親父に聞くと、一昨日もここに泊まっており、やはり同行者の日本人が居て宿泊費を払ったという。えーい、仕方が無い、日本食が食べられないと言っていたので、食事はいいだろうと勝手に判断し、素泊まりの料金を支払ってあげることにする。
隣のコンビニで何か勝手に食べるだろう。

歩いた距離:24.4km