※日誌の写真には位置情報(Exif情報)が付いています。移動時の目安や宿・食事場所の確認などにお役立てください。
2014年7月20日(日)
5:14
ホテル発。辺りはまだ薄暗い。

日差しが強くなる前に早く歩を進めなくては。

5:33
日が昇ってきた。


6:08
有名なうどん店「山田家」。
まだ7時前で当然、開店前。

6:15
ケーブルカー乗り場に到着。
まだ運行前で事務所の方が準備に入っている。既にケーブルカー待ちのお客さんが二名ほどおり、運行を待っている様子。
歩き遍路はこの横の鳥居をくぐって山道を行くことになる。

6:27
昨日の屋島寺に比べればさほどきつい坂ではない。

6:39
第八十五番八栗寺に到着。

まだ、7時前なので社務所の皆さんが早朝の掃除や準備をしているなかゆっくりと参拝。

時計を眺めつつ納経所に行くと、納経帳を受け取ってはくれたが「まだ早いけどね」と一言。一分ほど前だったようだが特に問題なく納経終了。

7:47
山道を下って、志度に向かう。

8:35
志度に入ると平賀源内の生誕地とのことで旧邸や記念館がある。

8:52
第八十六番志度寺着。
広い敷地のゆったりした寺だ。

隣接する寺には平賀源内の墓があった。

さてここから一気に南下して長尾寺経由で大窪寺まで22kmも歩かなくてはならない。いよいよ正念場である。

10:22
途中のコンビニにて冷凍のスポーツドリンクを購入。
これはこの炎天下では非常に効果ありで、わきの下・首筋などに押し付けると非常に気持ちがよい。意外にも長時間氷のままなので、効果も相当持続する。

10:57
うどん屋を発見。
少々早いが朝食を散っていないので昼食をいただく。

ぶっかけの小とコロッケを注文。
中は意外と広く、冷房も効いていてのんびり休憩することが出来た。

11:55
長尾寺に近づくも、目印を見落としらしく道に迷う。
結局長尾駅まで来てしまい、寺まで少々戻ることに。

11:58
第八十七番長尾寺着。
広い境内だが敷地を駐車場としてしまっているので、なんだか風情が無い。
納経所も食堂を兼ねた休憩室と同じ建物にあり、最後から二番目の寺ではあるものの、気分的には盛り上がらないものがある。
さて、これから残り15kmなのでここで大休止する。足の裏はやや腫れてきており、マメも出来ているようだ。大丈夫だろうか。

13:29
波切不動で休憩。
ここでも靴下まで脱ぎ、大休止。男性が「大窪寺までかい?」と声を掛けて来た。そうですと答えると、「遠いよ、ほらあそこの電柱の先に二つの山が凹んで見えるところがあるだろ、あの裏が大窪寺だよ」と彼方の山を指差して説明してくれる。わかってはいたものの残りの距離の長さにがっくり来た。

分かれる際にその男性から冷やすと旨いとのことで瓜を二個いただく。
ありがたいのだが、背負って運ぶには重い。

14:22
ダムが見えてきてしばらくすると道の駅・おへんろ交流サロンに到着。

おへんろ交流サロンには四国の各寺を立体に配置した全図や歴史などが展示されている。

スタッフの方が冷茶とお茶受けを持って来て下さり、遍路大使任命書・同行二人バッジを下さった。
おまけで地元のゆるキャラ(?)のシールも頂戴する。ここでも靴下を脱いで大休止。早めに宿に到着することはあきらめようかと思い始める。


14:41
ここから大窪寺へのルートは山越え、国道、旧遍路道の3パターンあるが時間的に山越えは無理。
当初からの予定通り旧遍路道を行くことにする。

15:35
休憩所で休憩。
明らかに足にマメができており、都度靴下を脱いで休憩にする。まあ、慌てても仕方がない。宿の女将さんにはここから携帯電話で到着が6時を過ぎそうであることを連絡した。

17:25
残り1kmで放し飼いの犬がお出まし。
吠えているが近寄っては来ない。とは言え犬嫌いには恐怖だろう。
ここから延々と坂道になり非常に堪える。

17:51
山門が見えてきた。

17:54
今夜の宿・民宿八十窪に到着。

18:33
夕食は噂に聞くお赤飯が出る。
同宿の男性の方は定年後、一旦通しで20日間ほど歩いた後に、嘱託の仕事が忙しくなり、一旦中断。その後、区切り内で再開して本日の結願に至ったとのこと。
今日のルートを聞かれ、屋島寺からと回答すると驚かれた。一方、女将さんは「若ければその程度は居る。それより明日一気に一番まで戻らないと時間を持て余すのではないか」などと涼しい顔である。


歩いた距離:35.1km